完全予約制の眼鏡院
メガネは顔の一部です
日本の裸眼視力は平均0.5で、1.5以上はわずか5.7%だといわれています。メガネ・コンタクトの使用率は78%で、そのうち70%の人が視力補正のために使用しているという調査結果があり、約5人に1人は普段からメガネを使用しているということになります。(参照:市場調査メディアホノテ)
そんな身近な視力補正ですが、本当にそのメガネが自分に合っているのでしょうか?
メガネをかけることによって、よく見えるようになるはずですが、メガネやコンタクトが肩こりや頭痛の原因になると感じている人が多いのも事実です。
なぜメガネをかけることによって肩こりや頭痛、眼精疲労になるのでしょうか?
それは、目に合っていないメガネを使用しているからです。合わないメガネを使用することによって目に余計な負担をかけてしまい、眼精疲労などを引き起こす原因となってしまうのです。レンズの度数が合っていない、フレームがあたる鼻やこめかみ、耳などが痛くなったり、かけているうちにズレてきたりして「かけているほどストレスがたまるメガネ」となっていることも少なくありません。
ストレスのない「視生活」を送るために、当店では完全予約制でお客さまの貴重な時間を頂戴し、徹底的なヒアリング、視力検査、レンズやフレーム選定、完成後の調整まで全てにお客さまが納得してお使いいただけるメガネをお作りしています。
メガネにも個性があるのです
一人ひとり個性があるように、メガネにも個性があります。使用する人の視力、目の特性はもちろんニーズや生活環境に合ったものをお作りします。
ニーズや生活環境とは?
最も「よく見ることが多い距離」を中心に、メガネを作ることが重要です。例えばパソコン作業が多い人と、車の運転をすることが多い人では「よく見ることが多い距離」が違うためレンズも変わってくるのです。まず、自分が「よく見ることが多い距離」を知り、それによって「何が困っているのか」を知ることからメガネ作りは始まります。視力の数字が同じだからといって、同じメガネというわけではないのです。徹底したヒアリングが完璧なメガネの原点だと考えています。
視力検査で何がわかるのでしょうか?
視力検査自体は、機械を使えば簡単かつ正確に測定をすることができます。そのままの数値でメガネを作り、見えすぎたり歪んで見えたりして失敗した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。全体の1/3以上が近視で過矯正に処方されたメガネを使用し、身体の不調を感じているともいわれています。
当店では、雲霧法という方法を使用しています。雲霧法とは調節力の介入を防ぐため、わざとピントが合わない程度の状態になるようなテストレンズを装着し、15分程度おいた状態から屈折検査を行う方法です。これは、目のピントを強制的に近視状態にして毛様体筋を緩めることで、本来持っているピント機能を引き出す方法です。まさにここがメガネ作りの肝であり、眼鏡職人の腕のみせどころでもあります。
フレームやレンズの選定
身体や生活の一部であるメガネですから“made in Japan”にこだわり、本当に信頼できる品質の良い物だけをご提供しています。
完成後の調整
完成したメガネをかけてひととおりチェックをしたら終了! ではありません。フレームは、曲げたり、ヤスリで削ったりして、お客さまの顔、鼻、耳にぴったりフィットするように調整します。メガネをかけて笑ったり、コーヒーを飲んだり……できる限り日常生活のシーンを見せていただいて、少しでも違和感があることがないように、お客さまの目の前でていねいに仕上げていきます。
三代続く老舗の店
昭和18年(1943年)新宿区四谷で創業しました。3代目の私は、店内の加工場で働く職人さんに摺ったガラスレンズを見せて点数をつけてもらい、幼いころから遊び感覚でその技術を習得しました。眼鏡職人としてのノウハウと完璧なメガネにこだわる一徹な思いは、平成26年(2014年)国立に移転し、80年経った今も受け継がれています。
お客さまの声
Y.Mさま
娘さんの近視用メガネ
Y.Mさま
ご自身の遠近両用メガネと中近両用メガネ
12歳からメガネを作っていますが、今回ほど満足のいった出来のメガネはありません。
前川さんという本当のメガネマイスターの技術には驚きというか衝撃を受けました。視力をじっくり測って、見え方をしっかり聞いてくれて、とにかく納得のいくまでレンズを選んでくれるのです。
続いてフレームの調整も感動ものでした。自在にフレームを曲げたり、ヤスリで削ったりして、僕の頭、鼻、耳の形にピッタリと合わせてくれるのです。微妙な曲げを少しずつ少しずつ調節し、かけるとどの部分も違和感なくそれでいてズレない! フレーム調整だけで90分ほどかかったが、目の前で作業をしてくれるので、その間、気さくな前川さんとの会話で楽しく過ごせました。こういう技術をもったメガネやさんは、大変少なくなったそうで、僕も初めてでした。ゴッドハンド! の眼鏡院です。
A.Kさま
ご自身の中近両用メガネ
昔から視力だけは良くて、メガネとは無縁の生活を送っていました。4●歳になり、なんとなく遠くも近くも見ずらくなりましたが、日常生活に支障はきたさなかったので、特にアクションはおこしませんでした。たまたま前川眼鏡院さんにお邪魔する機会があり、そんな話をしたら検査をしてくださいました。結果、右目弱近視、左目遠視、そして両目老眼……そりゃあ見えにくいわけですよ(笑)。メガネデビューの私に「遠近両用メガネ」「中近両用メガネ」をていねいに説明してくださり、ふだんの生活では特にメガネの必要性は感じず、デスクワークをする際に見えにくさを感じるので、中近両用メガネを作っていただきました。「メガネは、ピンからキリまであるが、メガネの必要性をそれほど感じていない人に“ピン”のメガネはおススメしない。そのうち実感してくるから」と笑う前川さん。幸か不幸か私のメガネデビューは前川眼鏡院さん。近い将来、遠近両用メガネもお世話になることでしょう。その節はよろしくお願いします。